研究紹介  倫理委員会申請内容

倫理委員会申請内容

研究テーマ一覧

超高齢者に対する定位放射線治療の治療成績に関する遡及的多施設共同研究

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号 23148)

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Quality Indicator を用いて緩和的放射線治療の質を評価する遡及的多機関共同研究

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号 K22294)

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放射線治療に対するExceptional responseを規定する分子遺伝学特徴を明らかにする多施設共同研究

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号 K22256)

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頭頚部腫瘍に対する放射線治療の効果と生活の質に関する研究

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号 22300)

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体幹部腫瘍への放射線治療の成績の検討

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号20557)

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子宮頸癌に対する高線量率腔内照射の治療計画独立検証法の開発

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号20559)

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腫瘍の呼吸性移動が高精度放射線治療に及ぼす影響の解析

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号20558)

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癌患者における血中のマイクロRNAメチル化と放射線治療効果の解析

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号20470)

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癌患者における血中の免疫チェックポイント分子の定量と放射線治療効果の解析

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号20117)

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JCOG0701「T1-2N0M0声門癌に対する放射線治療の加速照射法と標準分割照射法のランダム化比較試験」の付随研究 -T1-2N0M0声門癌に対する放射線治療の加速照射法と標準分割照射法の長期予後および遅発性放射線反応に関する研究

(大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会:承認番号19189)

[対象]
JCOG0701「T1-2N0M0声門癌に対する放射線治療の加速照射法と標準分割照射法のランダム化比較試験」に参加して治療を受けられた方

[研究組織]
大阪大学医学部附属病院

[目的・方法]
JCOG0701 に参加された方を対象に 放射線治療終了から3年を超えた経過時点の治療効果や放射線治療による有害反応(副作用)の発生状況について、追跡調査を行います。また放射線治療開始以降に発生した脳虚血疾患(脳梗塞など)の状況についての調査です。

[意義]
加速照射法は一回線量が大きいことから、より長期の経過のなかで放射線治療の有害反応が増加する可能性もあるため、加速照射法の安全性をさらに適切に評価することが必要だと考えています。また、頸部の放射線治療により頚動脈の動脈硬化が進み、脳虚血疾患が増加するという報告もあるので、大規模な調査で発生状況を確認することは重要であると考えています。

[個人情報の取り扱い]
当該施設からデータセンター等への臨床情報の提供は、JCOG0701登録番号を用いて、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当該施設の研究責任者およびJCOGデータセンターが保管・管理します。臨床情報や解析結果等のデータはデータセンター/解析施設で半永久的に保管されます。

[問い合わせ先]
大阪大学大学院医学系研究科 放射線治療学教室 礒橋文明 (電話 06-6879-3482)

[情報公開文章]
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子宮頸癌に対する高線量率腔内照射後の晩期直腸合併症おける直腸線量率の影響

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号18512)

[対象]
大阪大学医学部附属病院にて、2012年3月から2018年1月まで、子宮頸癌に対して高線量率腔内照射受けられた方

[研究組織]
研究代表者 大阪大学 大学院医学系研究科放射線治療学・准教授 礒橋文明

[目的・方法]
1.研究の概要:子宮頸癌に対して高線量率腔内照射受けられた方の直腸線量率の平均を算出し、晩期直腸合併症発生との相関を検討します。
2.研究の意義:本検討により、直腸線量率の平均と晩期直腸合併症の発生に相関があることがわかると、新しい予測因子として将来の有害事象軽減に役に立つ可能性があります。
3.方法:大阪大学医学部附属病院にて、2012年3月から2018年1月まで、子宮頸癌に対して高線量率腔内照射を受けられた方を対象に、放射線治療計画のデータから直腸の線量率を抽出。診療録から抽出した晩期直腸有害事象との相関を検討します。
4.研究実施期間:研究計画書承認後~2020年3月31日まで。

[研究に用いる試料・情報の種類]
情報:臨床情報(病状の経過、副作用)、放射線治療計画のデータ(直腸線量率)

[外部への試料・情報の提供]
外部への試料・情報の提供は行いません。

[お問い合わせについて]
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

[照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先]
礒橋文明
大阪大学大学院医学系研究科 放射線治療学講座
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 2-2 (D10)
Tel: 06-6879-3482 / Fax: 06-6879-3489

研究責任者: 大阪大学大学院医学系研究科 放射線治療学 礒橋文明

脳腫瘍への放射線治療の成績の検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号18512)

[情報公開文章]
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脳腫瘍に対する中性子捕捉療法の中性子エネルギーの検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号17234)

[対象]
2015年7月~2016年3月に当院で脳腫瘍でCT画像を撮像された方

[研究機関名]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 大阪大学核物理研究センター

[目的・方法]
中性子捕捉療法では、エネルギーが低く、人体に影響のない中性子を得るために原子炉を用いてきたが、現在では病院で治療がおこなえるよう、小型な加速器の開発が進められている。そこで、2015年7月~2016年3月に当院で撮像した脳腫瘍の治療患者の画像データを用いて中性子のエネルギーを変えて物理計算をして放射線量のシミュレーションをおこない、治療効果を比較することで、最適な中性子のエネルギーを考案する。

[意義]
本来、腫瘍の形に沿った適正な放射線量の投与が必要であるが、これまでは特定エネルギーの中性子線のみで、皮膚面からの深さ方向しか考慮されていなかった。それに対し、本研究により、新たに最適なエネルギーと線質を持った中性子線を決定することを可能とする。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻医用物理工学講座 小泉雅彦 (研究責任者)
電話: 06-6879-2570 / e-mail: koizumi@sahs.med.osaka-u.ac.jp

高齢者食道癌根治的放射線治療の有効性に関する多施設調査(JROSG)

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号16411)

[対象]
根治的放射線治療を受けた80歳以上の食道癌患者

[研究機関名]
JROSG消化器グループ施設

[目的]
80歳を超える食道癌患者への根治的放射線治療の本邦の現状を明らかにし、その有効性や毒性を示すことにある。

[方法]
対象患者情報を診療情報より抽出する。

[意義]
80歳を超えた高齢者・手術不能の食道癌に対する標準的治療は放射線治療であるが、その有効性や毒性、また化学療法の併用についての有効性については不明である。 前向きに検討した研究はなく、少数例の後ろ向き研究を認めるのみである。
そこで、80歳を超えた高齢者・手術不能の食道癌の放射線治療の標準化、特に化学療法の併用について、治療の現状を全国規模で調査し治療成績を明らかにする必要がある。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 礒橋文明(研究責任者)

[情報公開文章]
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Ⅲ期非小細胞肺癌に対する一日二回照射の腫瘍制御率・正常組織障害発生率に関する数学的モデル式を用いた検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号16190)

[対象]
大阪府立成人病センターにて2009年-2015年にⅢ期非小細胞肺癌に対してConcomitant boost法を用いて放射線治療を受けた成人患者25名

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科、大阪府立成人病センター放射線治療科

[目的]
肺癌の放射線治療の照射スケジュールが腫瘍の制御率・正常組織の障害発生率に与える影響を数式モデル式によって評価して有効な照射スケジュールを明らかにする。

[方法]
大阪府立成人病センターにてConcomitant boost法により放射線治療を受けたⅢ期非小細胞肺癌患者から、腫瘍位置に応じて左右・上下肺、および縦隔で各5例、合計25例を抽出する。
対象患者の放射線治療計画情報を大阪府立成人病センターから借り受け、当教室に設置されているRaystation上にて解析を行う。

[意義]
本研究ではRaystationを用いて異なる照射スケジュールでのTCP/NTCP値を比較することで、報告されている臨床データの裏付けとなりうるかを検証し、TCP/NTCP値に基づいて今後の照射スケジュールとして有望な照射スケジュールを明らかにする。
本研究のデータは、Ⅲ期非小細胞肺癌に対する同時化学放射線治療での放射線照射スケジュールに関する臨床試験を開始する基礎データとなると考えられる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 鈴木修(研究分担者)、小川和彦(研究責任者)

前立腺癌IMRT後PSA再発の予測因子についての検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号15336)

[対象]
2008年6月から2014年10月までに限局期前立腺癌に対して強度変調放射線治療(IMRT)を受け、治療開始前に拡散強調画像を含めたMRIを撮像した患者103名

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
IMRTを行った限局期前立腺癌におけるPSA再発の予測因子を検討する。

[方法]
PSA再発と、治療前ADC比、Gleasonスコア、生検前PSA値、T分類、年齢、生検時の陽性コア率、ホルモン治療期間といった因子の間に相関があるかどうかを後ろ向きに検討する。

[意義]
IMRTを行った前立腺癌について、治療前ADC比とPSA再発の関係について調べた報告は少ない。またその他の因子についても再発の予測因子になりうるかどうかを明らかにし、その知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 山口廣子(研究分担者)、小川和彦(研究責任者)

中・高リスク前立腺癌に対する高線量率組織内照射単独療法:経過観察中央値8年の臨床結果

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号14397)

[対象]
1995年5月1日から2012年12月31日までに中・高リスク前立腺癌に対して高線量率組織内照射単独療法を受けた20歳以上の患者190名

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
中・高リスク前立腺癌に対する高線量率組織内照射単独療法における経過観察中央値8年の臨床結果を報告する。

[方法]
1995年5月1日から2015年1月31日までの間の全生存率、疾患特異生存率、非遠隔転移生存率、PSA制御率、尿路系および腸管系有害事象のデータを収集し、後ろ向きに解析する。

[意義]
中・高リスク前立腺癌に対する高線量率組織内照射単独療法の報告は少なく、その知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 吉岡靖生

子宮頸がん術後ネダプラチン併用全骨盤照射における3次元照射法と強度変調照射法の比較

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号14326)

[対象]
2008年3月から2014年1月までの子宮頸がん術後にネダプラチン併用全骨盤照射を行った患者62人

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
2008年3月から2014年12月までの治療後の生存・無増悪生存割合・局所領域再発率・消化管合併症割合・尿路合併症割合・血液毒性・放射線治療の照射パラメータを3次元照射法と強度変調照射法で比較する。
放射線治療の照射パラメータと有害事象発生の相関を検討し、有害事象発生を抑える可能性があるパラメータの閾値を求める。

[意義]
子宮頸がん術後ネダプラチン併用全骨盤照射における強度変調照射法の有用性を検討するとともに、有害事象発生を抑える可能性があるパラメータの閾値を求め、適切な放射線治療計画を確立する。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する際に、個人特定できる情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院オンコロジーセンター 礒橋文明(研究責任者)

子宮頚癌に対するネダプラチンを併用した同時化学放射線療法の治療成績の研究

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号14118)

[対象]
1999年から2009年に当院でネダプラチンを併用した根治的同時化学放射線療法を受けた臨床病期(FIGO分類)ⅠB期からⅣA期の子宮頚癌症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
ネダプラチンを併用した根治的同時化学放射線療法の成績を検討する。

[方法]
全生存率、局所制御率、無増悪生存率、有害事象、予後因子の情報を後ろ向きに評価・検討する。

[意義]
ネダプラチンを併用した根治的同時化学放射線療法は標準的に用いられているシスプラチンを併用した根治的同時化学放射線療法に比較して低毒性な治療として期待されているが、臨床成績の報告はまだ少ないため、今回の評価で得られた知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する際に、個人特定できる情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 藤原聖輝(研究分担者)、礒橋文明(研究責任者)

子宮頸癌症例に対する根治照射における deformable image registration(DIR)法を用いた直腸合算線量の評価

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号14165)

[対象]
2012年4月から2013年7月までに当院で放射線治療の外照射と腔内照射をうけた子宮頸癌症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
外照射と高線量率三次元腔内照射の線量分布をDIR法で合算し、直腸のより正しい総線量を評価する

[方法]
2012/4/1~2013/7/31までの放射線治療計画を用いて、DIR法を行う。

[意義]
放射線治療による重篤な晩期副作用として直腸出血があり、この出現頻度や重症度は直腸に照射した放射線量と関連することが指摘されている。 しかし異なるモダリティー(外照射と腔 内照射)を組み合わせて治療した際に、直腸に照射された正確な合算線量を評価することは非常に難しく、これまでは大まかな直腸合計線量計算法しかなかった。
そこで新しいDIR法を用いて、より精密に直腸合算線量を評価する。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する際に、個人特定できる情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 林和彦(研究分担者)、小川和彦(研究責任者)

直腸癌術後局所再発に対する高線量率組織内照射の成績の検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号12139)

[対象]
1992年1月から2004年9月までに直腸癌術後局所再発に対する高線量率組織内照射を行った症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
直腸癌術後局所再発に対する高線量率組織内照射の成績を検討する。

[方法]
全生存率、局所制御率、無増悪生存率、有害事象の情報を後ろ向きに評価する。

[意義]
直腸癌術後再発に対する高線量率組織内照射の報告は少なく、その知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 礒橋文明

前立腺癌における組織学的分化度と放射線感受性の線量依存症に関する検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号12242)

[対象]
1996年1月1日より2010年12月31日までに当院において根治的放射線治療が開始された限局性前立腺癌の患者

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
前立腺癌に対する放射線治療において最適な線量分割方法を探索する。

[方法]
種々の線量分割法を用いた放射線治療成績を解析し、病理組織学的分化度との関連性を検討する。

[意義]
前立腺癌に対する放射線治療は種々の治療法が開発されている。
本研究は最適な治療法の選択に寄与する可能性がある。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 瀬尾雄二

原発性膣癌に対する放射線治療成績調査

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号12328)

[対象]
1993年5月から2012年10月までに原発性腟癌に対して放射線治療を行った患者

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院、国立病院機構大阪医療センター、大阪労災病院

[目的]
原発性腟癌に対する放射線治療成績を検討する。

[方法]
治療成績、有害事象を後ろ向きに収集し評価する。

[意義]
腟癌は放射線治療が第一選択となる場合が多いが、まれな疾患であり一般的に症例数が少ないことから報告も少なく、得られた知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 金山尚之(研究分担者)、小川和彦(研究責任者)

食道癌に対する放射線治療後の有害事象についての検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号12457)

[対象]
2001年12月から2011年12月までに食道癌に対し照射を行った症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
食道癌に対する放射線治療の有害事象と予測因子との関係を明らかにする

[方法]
有害事象の情報を後ろ向きに評価する。

[意義]
食道癌への放射線治療の有害事象の予測因子を明らかにすることで今後より安全な治療ができる可能性がある。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 玉利慶介

聴神経腫瘍に対する寡分割定位放射線治療の治療成績の検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13045)

[対象]
1998年5月から2011年11月までに聴神経腫瘍に対する寡分割定位放射線治療を行った症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
聴神経腫瘍に対する寡分割定位放射線治療の安全性・有効性を評価する。

[方法]
局所制御率、無増悪生存率、聴力温存率、有害事象の情報を後ろ向きに評価する。

[意義]
聴神経腫瘍に対する寡分割定位放射線治療の報告は少なく、その知見を今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 鈴木修

転移性脳腫瘍の放射線治療の治療成績と副作用の検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13141)

[対象]
1998年1月1日から2012年12月31日までに転移性脳腫瘍に対し照射を行った症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
転移性脳腫瘍に対する放射線治療を行う場合に、どのような要因を持つ患者が、予後が良く、
副作用が出やすいかを明らかにすることを目的とする。

[方法]
照射後の生存期間、腫瘍制御率、有害事象の発生状況、および放射線治療の線量のデータを収集し、治療効果、副作用につき検討する。

[意義]
転移性脳腫瘍の予後や副作用、その予測因子を明らかにし、今後の治療に役立てる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 玉利慶介

原発性骨軟部腫瘍に対する術中骨照射後再建術の治療成績

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13024)

[対象]
1998年から2012年までに当院あるいは大阪府成人病センターにおいて原発性骨腫瘍と原発性骨軟部腫瘍(TNM分類第7版の骨軟部腫瘍)と診断され術中体外骨照射後再建術が施行された症例

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
原発性骨軟部腫瘍における術中体外骨照射後再建術の治療成績を検討する。

[方法]
1988-2012年のカルテを参照し、性別、年齢、病理結果、画像診断結果、死亡と再発の有無、手術所見、抗癌剤、副作用の内容、放射線照射線量について調査する。

[意義]
原発性骨軟部腫瘍にこれまで広く用いられてきた腫瘍切除術+人工関節置換術と違い、術中体外骨照射後再建術は全身の骨に適応可能であり、局所無再発と長期耐久性にすぐれることを示せれば、今後手術選択肢を増やすことができる。
その結果、患者の疾患部位ごとに適した手術を行うことが可能となる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する際に、個人特定できる情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部付属病院 放射線治療科 林和彦(研究分担者)、小川和彦(研究責任者)

前立腺癌に対する永久挿入小線源療法における2種類の線源の臨床的差異の検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13334)

[対象]
2013年12月12日~2016年12月11日に永久挿入小線源療法にて治療を行う低リスク前立腺癌の患者様

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
連結型線源と非連結型線源の間に臨床的な差異があるかどうか検討する。

[方法]
連結型線源を用いる症例と非連結型線源を用いる症例を術前因子が偏らないように割り付け、それぞれ永久挿入小線源療法を行い、放射線物理的定数や有害事象等を比較する。
手術や経過観察を含めすべて通常診療の範囲内で行う。

[意義]
低リスク前立腺癌の治療において、背景因子に基づいてより患者に適したタイプの線源を選択することが可能となり、より局所制御率が高く、有害事象が少なく、QOLを維持できる治療の選択へと繋がる。

[個人情報取り扱い] 研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 吉岡靖生

中リスク要素1つの前立腺癌に対する連結型シード線源を用いた小線源治療-多施設第I/II相試験-

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13075)

[対象]
中リスク要素を1つのみ有する中リスク前立腺癌

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
中リスク要素を1つのみ有する中リスク前立腺癌に対して、連結型シード線源を用いた小 線源治療が適応となり得ることを示す。

[方法]
中リスク要素を1つのみ有する前立腺癌に対して、連結型シード線源を用いた小線源治療の安全性と有効性を多施設第I/II相試験として検証する。

[意義]
2か月弱に亘る外照射、あるいは、4日間のベッド上安静を含む2週間の入院を要していた高線量率組織内照射と比べて、処置が1日で入院期間も5日間で済む本治療法により患者の利便性が向上し、医療従事者の業務負荷も軽減する。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 吉岡靖生

前立腺癌外照射における患者因子に基づいた至適マージンの検討

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号10084)

[対象]
2010年10月から2011年5月までに前立腺癌に対する強度変調放射線治療を行った症例のうち、臨床試験研究への参加を同意した16例

[研究機関名]
大阪大学医学部付属病院放射線治療科

[目的]
前立腺の体内移動を計測し、患者の解剖学的因子との相関を検討する。

[方法]
毎回の治療前にメガボルトコーンビームCTを撮像し、骨構造を基準とした前立腺の移動を計測する。

[意義]
骨照合を用いた画像誘導放射線治療におけるマージンの主な因子である前立腺の体内移動と、患者の解剖学的因子との相関を明らかにする。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 丸岡真太郎

低・中リスク前立腺癌に対するロボット追尾定位照射を用いた少分割放射線治療-第I/II相臨床試験-

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号13553 (840))

[対象]
低・中リスク前立腺癌

[研究機関名]
大阪大学医学部付属病院放射線治療科

[目的]
低・中リスク前立腺癌に対して、追尾機構を備えたロボット定位照射装置を用いて、少分割・短期間の放射線治療を行い、その至適線量分割を決定するとともに、安全性と有効性を評価する。

[方法]
追尾機構を備えたロボット定位照射装置を用いて、第1段階の線量(1回7Gy、計5回、総線量35Gy)にて25例を治療し、問題がなければ第2段階の線量(1回7.5Gy、計5回、総線量37.5Gy)にてさらに25例を治療し、問題がなければ第3段階の線量(1回8Gy、計5回、総線量40Gy)にてさらに25例を治療する(計75例)。

[意義]
低・中リスク前立腺癌の放射線治療において、従来法より治療期間が劇的に短縮し、患者負担および医療者側負担が軽減する。
さらに、従来法より局所制御率の向上および有害事象の低減の可能性がある。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する場合は、患者の個人が特定できる可能性のある情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 吉岡靖生

前立腺癌高線量率組織内照射期間中における
前立腺内マーカーに対する刺入アプリケータ変位量の測定

(大阪大学医学部附属病院臨床研究委員会:承認番号12232)

[対象]
当学で行っているmonotherapyの対象となる患者群で、インフォームドコンセントが得られた患者20名

[研究機関名]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科

[目的]
4日間のmonotherapy治療期間中2,3,4日目にCT撮影を行うことで、アプリケータの変位量、変位形式を明らかにし、治療計画の補正を含めた最適化を行う。
VISICOILを前立腺内に留置し、経時的にCT撮影を行うことでアプリケータの変位量を計測し、変位形式を明らかにする。
変位による線量分布の変化をDVHを用いて評価し、治療計画の補正タイミングについて検討する。

[意義]
4日間に及ぶ前立腺monotherapyの期間中のアプリケータ変位を詳細に解析することで、必要なマージン量、補正の必要性の有無につき知見を得る。
前立腺内へのマーカ挿入により高精度な照射を実現することは、障害発生率を軽減できる可能性があり患者にとってQOLを維持した治療が受けられる。

[個人情報取り扱い]
研究結果を公表する際に、個人特定できる情報は公開しない。

[問い合わせ先]
大阪大学医学部附属病院放射線治療科 吉岡靖生(研究責任者)

研究紹介